エサラ・ペラヘラ祭

ペラヘラ祭はスリランカ国内各地で行われていますが、特に聖都キャンディで催されるエサラ・ペラヘラ祭はスリランカ最大のお祭りであり、アジア三大祭りのひとつとされています。

紀元前にインドから伝わった仏歯を納めた黄金の舎利容器を、電飾で着飾った象の背に乗せ、街中をパレードします。ペラヘラとは行列を意味し、象を先頭に音楽隊やキャンディアンダンスのダンサーたちがパフォーマンスを行いながら、約3時間かけて市内を練り歩きます。

なんと100頭近い象が集められていて、圧巻です !

キャンディアンダンス

キャンディアンダンスはキャンディ王朝の宮廷で踊られていた舞が中心で、松明を振り回すファイヤーダンス、悪魔払いの仮面をつけたダンスも見られます。

​ペラヘラで踊るダンサーは、宮廷で王様のためにダンスをしていた人々の子孫から選ばれるそうで、お祭りの近くになるとアルコールは飲まず、肉類は口にしない昔からの習慣を今も守りつづけていると言われます。

煌びやかに電飾された象や様々なダンサーたちは壮観で、スリランカ人のみならず、多くの外国人たちも魅きつけています。

毎年、7~8月(エサラ月)頃、10日間にわたり開催され、自由に見学できますが、混み合っていて見辛かったりします。良く見えるところで最大限に楽しむためには、ホテルのバルコニーなどから鑑賞されています。

但し、この時期は大勢の観光客が押し寄せますから、特別料金が設定され、宿泊料も高騰します。

尚、キャンディアンダンスは仏歯寺の背後にあるキヤンディ芸術協会&文化センター (The Kandyan Art Association & Cultural Centre)にて、毎日開催されています。

開場17時、開演17:30で1時間のショウです。

男女ともにかなり激しいダンスで、ダイナミックで日本舞踊の対極ともいえます。ファイヤーダンスは火傷をしないのかハラハラしてしまいますが、それ以上の驚きは、火渡りです。炎が上がっている焼けた石の上を歩くのです。日本でも火渡り神事がありますが・・・。

ナワン・ベラヘラ祭

2月(ナワン月)にコロンボのガンガラーマ寺院で行われるペラヘラ祭です。

この寺院のペラヘラも規模が大きく、様々なダンサーや50頭近いゾウが寺院周辺のベイラ湖を練り歩きます。

ベイラ湖は、コロンボの中心部にあり、シャングリラなど5つ星ホテルから車で5分の圏内にありますが、混雑するときには時間がかかってしまいます。シナモングランドホテルからは徒歩5分で行けるという便利さです。

象は半分の数とはいえ、キャンディに負けず劣らず豪華絢爛で見応えがあります。空港からも近いという利点があり、より手軽にペラヘラ祭を楽しめます。